空き家を活用した民泊マッチングサービス「コンビニアム」を展開する沖縄県空室対策事業協同組合(佐平八十男代表理事)は2日、沖縄ファミリーマート(野﨑真人社長)と、民泊する家への入室業務に関して提携したと発表した。鍵の受け渡しの代わりとなる「チェックイン専用チケット」を、7日からファミマの情報端末機から発券する。

コンビニアムは登録物件が県内に17件あり、宿泊先のドアに「スマートロック」と呼ばれる電子錠を付け、スマートフォンで開け閉めする仕組みにしているのが特徴。これまでは、家の入り口近くに貼られたQRコードを読み込みチェックインしていたが、無人のため防犯面などの課題があったという。

ファミマ店内で専用チケットを発券しチェックインすることで、24時間オープンのホテルフロントのような機能が果たせる。ファミマ側にとっても、買い物の機会が増えるメリットがある。

同組合は「今後は荷物預かりサービスなど、さまざまなサービスを検討していきたい」と話した。

同組合は建設会社や不動産会社などで構成し、空き家の有効活用を図っている。今回の提携は、琉球銀行のビジネスマッチングで実現した。

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