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沖縄県で戸建ての空き家を活用した民泊事業に取り組む動きが出ている。沖縄県空室対策事業協同組合(沖縄県那覇市)だ。同組合は6月15日、空き家を活用した民泊マッチングサービス「コンビニアム」を開始。第1号物件でサービスをスタートさせた。

同物件は、組合に加盟する日建開発(同)の自社物件をリノベーションしたもの。平屋の戸建てをファミリー向けに改修した。無垢材の床や無垢の天板をあしらったキッチン、内装はポーターズペイントで塗装をしてデザイン性も高めた。外壁や庭にも手を加え、家具や家電も備え付けたため、費用は800万円かかったという。

サービス開始以降、すでに3組が利用。室内デザインなど好評を得ている。「沖縄県は慢性的に宿泊施設が不足しており、特にファミリー向けの需要が高まっています。そこで4~6人が一度に宿泊できる戸建ての空き家を改修、活用していきたい」(日建開発・柿本洋取締役)

今後は物件の増加を図る。戸建てのオーナーから物件を募り、100万~200万円の改修プランを用意する予定。同組合としては2020年に500件の運用を目指す。